2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年ものらりくらりと続けていこうと思ってますので、呆れずにおつきあい下さいませ。

ペレックの代表作『煙滅(La Dispartion)』の翻訳が出ます

ほほう、ジョルジュ・ペレックのLa Dispartion が翻訳されたんですか。こいつは驚き。メタフィクション好きの皆さんは御存知でしょうが、ペレックはウリポに属する作家で、文学の記号性や順列・組み合わせ性にこだわった実験的な作風で知られてます。代表作…

納得いかねえ

M1グランプリ今年の王者はパンクブーブー。 正直言って、クスリとも笑えませんでした。 かつてこれほど納得いかないM1はなかったんだけど、会場や2ちゃんねるの反応だと、結構みんな納得してるみたい。 自分としては予選の9人のなかでパンクブーブーは…

このミス2009について

今年の「このミステリーがすごい!」は、海外部門1位がウィンズロウの『犬の力』、2位がラーソンの『ミレミアム1』ということで、文春のベストと入れ替わる結果に。例年のごとく書評家4人による対談が載っておりますが、驚いたことに「ミレニアム」は(…

ご無沙汰です

ご無沙汰しております。 クリスマスでそこそこ忙しいのもありますが、記事を書きたくなるほど心動かされる事件がなかったので。晶文社が文芸部門を縮小して在庫販売のみに以降するという話が今年の9月頃に流れて大変驚きましたが、出版状況クロニクル19に…

"Original of Laura"の競売は不成立に

驚いたことに、"Original of Laura"は本当にオークションで売れなかったそうです。 http://www.straitstimes.com/BreakingNews/Lifestyle/Story/STIStory_462872.html クリスティーズでは40万ドルから60万ドルにはなるだろうと予想していたそうですが、…

E-book Reader 販売競争

2008年にソニーと松下が撤退したことで日本での電子書籍普及は当分ないものと思っていましたが、Kindleの日本語版の噂が囁かれ、ソニーも再挑戦するということで、また電子書籍リーダーが話題にのぼるようになりましたね。今年は9月にダン・ブラウンの…

RIP Milorad Pavić (1929-2009)

嗚呼! ミロラド・パヴィッチ(Milorad Pavić )が11月30日に亡くなられていました。『ハザール事典』の英語版を丸善で初めて手にとった時の興奮は今でも忘れられません。(確か辞書のコーナーに並べられてたんじゃなかったっけ?)。あんなにドキドキした…

競売結果は……

先日発売されたNabokovの遺作"Original of Laura"のオリジナル・インデックスカードが競売にかけられた模様。ロックフェラー・センターのChristie'sで12月4日、SALE2227のLot95が"Original of Laura"のはず……なんですが、今見てみるとLot95番の競売結果だ…

ニューヨーク・タイムスの選ぶ今年の10冊

The New York Times の選ぶ Ten Best Books of the Year が発表されています。 http://www.nytimes.com/gift-guide/holiday-2009/10-best-gift-guide-sub/list.html?hp Maile Melony, "Riverhead Books" Jonathan Lethem, "Doubleday" Lorrie Moore, "A Gate…

ガーディアン・ファーストブック・アワード2009

今年のGuardian First Book Awardは、ジンバブエ出身の女性作家Petina Gappahの"An Elegy for Easterly"に決まりました。現在はイタリアのジェノヴァで弁護士を営む彼女が、故郷ジンバブエの人々の暮らしをつづった短編集。

文春のベスト10出ました

年末恒例『週刊文春』の「2009ミステリーベスト10」が発表されています。国内ベスト3は 1位 東野圭吾『新参者』 2位 柳広司 『ダブル・ジョーカー』 3位 北村薫 『鷺と雪』海外ベスト3は 1位 スティーグ・ラーソン『ミレニアム1〜3』 2位 ド…