ジェイ・ルービン氏のインタビュー

いよいよ今日の午後8時と迫ったノーベル文学賞の発表。一部では村上春樹さんが最有力と噂されてはいますが、個人的には可能性は少ないと思ってます。

ノーベル賞はともかく、『1Q84』英語版の発売を間近に控え、(前半の)翻訳者であるジェイ・ルービン氏のインタビューがCNNのサイトに掲載されています。

http://www.cnngo.com/tokyo/life/haruki-murakamis-translator-what-makes-japanese-man-letters-so-special-823941

そんなに驚くようなことは書いてありませんが、面白かったのはルービン氏が村上さんの長編よりも短編の方を評価していること。

"They're just great. They're more brilliant. They're crazier"

私も長い間村上さんの作品から遠ざかっていた時期があるのですが、The New Yorkerに掲載されていた短編「トニー・瀧谷」の英訳を読んで、改めて彼の作品を読み直すことになったのでした。

後は、村上さんの小説で一番好きなのは『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』で、いつか自分で翻訳してみたいと思ってること。

現在は、村上さんと小澤征爾さんの対談を載せた本を翻訳中ということですが、これは「モンキービジネスVol.13」に掲載されたもののことでしょう。英語版独自編集の本でも出るんでしょうか。気になります。