もっと"20 Under 40"

こないだこのブログで紹介したThe New Yorkerの"20 Under 40"を受けて、他の媒体でも早速同様の企画が展開されています。

文芸ブログの老舗 The Millions の選んだ"20 More Under 40"はこちら。
http://www.themillions.com/2010/06/20-more-under-40.html
おおっ、プラセンシアの名前がこんなところに! ジュディ・バドニッツは岸本さん訳で日本でもお馴染み。ジョシュア・コーエンってのも気になります。サマンサ・ハントってのは、あのニコラ・テスラの晩年を描いた鳩の表紙の人か。すっかり忘れてたけど読まなきゃ!

一方、The Telegraph紙が選んだイギリス版"20 Under 40"はこちら。
http://www.telegraph.co.uk/culture/books/7835258/Are-these-Britains-best-20-novelists-under-40.html
選択基準はThe New Yorkerとほぼ同じだけれど、(主に)イギリスに住んでいる人というのが条件。ジェンダー・バランスや人種のバランスはニューヨーカーほど取れていないけれど、SFやスリラーの作家まで含むバラエティ豊かな顔ぶれになっているのが特徴。

日本で知られている作家でいうと、チャイナ・ミエヴィル、ダン・ローズ、ゼイディー・スミス、スカーレット・トマスぐらいでしょうか。ラーナ・ダスグプタの『東京へ飛ばない夜(Tokyo Cancelled)』、クリス・クリーヴ『息子を奪ったあなたへ(Incendiary)』なんてのも翻訳されているようですが。