ゴーメンガースト三部作の続編が出版される!?

ゴーメンガースト三部作」といえば、幻想文学好きで知らない者はいないわけですが、なんと続編が出る模様です。

1968年にマーヴィン・ピーク(Mervyn Laurence Peake)が亡くなった時、残されていたのは第四巻の冒頭数ページと「Titus Awakes」という仮タイトルのみ。自身作家であった未亡人のMaeve Gimoreが1970年代に続きを書いていたものが、つい最近になって屋根裏部屋で発見されたそうです。

気になる中身なんですが、ゴーメンガースト城を去ったタイタスが世界をさまよい、最後にはある島にたどりついて、マーヴィン・ピークその人へと変貌を遂げるというラストのようです。

いくつかの出版社が名乗りを上げたようですが、結局Random Houseから出版されることに決まりました。マーヴィン・ピークの生誕100周年となる来年7月にVintage Classicsから販売される予定です(アメリカでの発売は2012年)。

いろんな意味で怪しいところのある話なんですが、まずは喜んでおきましょう。

ネタ元:
http://www.guardian.co.uk/books/2010/jan/15/gormenghast-sequel-mervyn-peake-widow

http://www.guardian.co.uk/books/2010/feb/06/random-house-publish-final-gormenghast-book