読みました。

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

読みました。

これから読む方も多いでしょうから。内容についてはあんまり書かない方がいいでしょう。

事前のインタビューを読んだ感じでは、もう少し社会的な要素を含んでいる作品かと思っていましたが、ある意味いつもの村上ワールドでした。『海辺のカフカ』に恋愛小説の要素をプラスした具合。ものすごく長いという噂もありましたが、せいぜい『カフカ』の2割増しぐらいじゃないでしょうか。

青豆という女性と、天吾という男性の物語が1章ごとに交互に語られ、第一巻が24章、第二巻も24章という構成。これがバッハの『平均律クラヴィーア曲集』第一巻・第二巻の構成に倣ったものであることは作中の言及からわかります。普通、2巻本なら<上巻><下巻>とするところを、<BOOK1><BOOK2>としているのはそのためでしょうね。

まぁ、みなさんお楽しみください。