麻雀に秘められた魔法?
ちょっと変かも。
- 作者: Jane Lindskold
- 出版社/メーカー: Tor Books
- 発売日: 2008/11/11
- メディア: ハードカバー
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13人の孤児とは、十二支の動物に、皇帝を現わす「猫」を加えた13の動物に象徴される。主人公ブレンダの父は鼠である「子」、その昔子役スターとして活躍した叔母のパールは「寅」だった。ついにこの世界に敵が姿をあらわし、13人の孤児たちは一人また一人と記憶を消されていく。残った仲間はあと僅か。寅、酉、戌、子、そしてブレンダだった……。
ってな感じ。十二支の動物を魔法と組み合わせるってのはいいアイデアなんだけど……というか、日本でそんな小説や漫画はゴマンと書かれてるんだけど、まさか麻雀と組み合わせるとはね。十二と十三で数合ってないし。帳尻あわせで皇帝もってきて、こともあろうに猫とは! 中国皇帝は龍に決まってるでしょうに。そもそも麻雀って牌が十三枚だけじゃ役が未完成なんですけど……。
てな具合でつっこみどころ満載なわけですが、続編の「Nine Gates」も既に出版されてました。
粗筋によると……ふむふむ、ブレンダは自分の祖先が中国人だと思っていただけれど、秦の始皇帝による焚書坑儒によって発生した「the Lands of Smoke and Sacrifice」と呼ばれる魔法の地から来たのだった。何千年の時を経て「the Lands」に再び戦火が迫り、十三人の孤児の力が必要とされていた。そのためには、えーっと、孤児たちが九つの門を造る必要があって、その前に「the Land Between」にいる四人の守護者たちを救わなければならない。ところがブレンダはそれどころじゃなくて、ハンサムな青年「寅」に恋をしていて、何とセクシーな女性「巳」もまた「寅」を狙っていたのだった……。
うん、これなら少年ジャンプ読んだほうがいいみたいね。