日本に来て印象に残ったこと

Alma Books というイギリスの出版社の人が3月に来日していたようで、渡辺淳一筒井康隆に会ったことなんかをブログに書いておられます。

日本に来て印象に残ったことを、箇条書きで並べて書いてあるんですが、これが面白いのでピックアップして紹介してみます。

・日本では太った人が少ない。とはいえ、日本人は甘いものが好きだ。
・日本人は、おしなべてヨーロッパ人やアメリカ人よりも見栄えがいい。
・食事はおおむね素晴らしい。そしてヘルシーだ。
・道路と鉄道と建物は超キレイ。道路工事の現場すら整然としてる。
ゲイシャは売春婦じゃなくて、金を出して見るほどのものじゃない。彼女らの仕事は古臭い音楽と踊りで金持ちや権力者をもてなすことだそうで、ガッカリ。
・日本人が入れる紅茶はものすごく濃い。イギリスよりも3倍は濃いと思う。
・コーヒーは酷い。飲まない方がいい。ビールはいける。でも高い。
・高級レストランで夕食を取ると、一人170ポンドくらいかかる。常連客で予約が埋まっていることが多い。
・午後4時ころに通りを歩くと、日本人の人口の80%は女性なんじゃないかと思えてくる。
・日本ではイタリア料理とフランス料理のレストランがとても人気だ。店名には一つのミススペルも見つけられなかったけど、イギリスを含めて他の国では普通こうはいかない。
・タクシーのドアが自動的に開閉する。とてもスムーズに。
・スリラーなどマスマーケットの作品を含め、ほとんどの本が上質紙に刷られている。
村上春樹は、小説を書く合間に翻訳もしている。彼が訳したサリンジャー、カーヴァー、レイモンド・チャンドラーの作品は日本でベストセラーになっている。
・本屋では、男性作家と女性作家の作品が別の棚に並んでいることがある。
・公衆電話の電話代、イギリスの10分の1以下。
・地下鉄料金は、ロンドンの5分の1から10分の1程度。

驚かれてこちらが驚くんですが、男性作家と女性作家の作品を分けて陳列するのは、日本に特殊なことだったんですね。アジアや他の国の本屋ではどうなってるのか気になります。紅茶やコーヒーについての感想もとっても意外でした。