銀行ATMの使い勝手

売店の店長をやってると、否応なく日々の売上げを銀行に入金したり、経費を引き出したり、取引先に振込みをしたりといった作業をするわけですが、銀行によってATMの使い勝手がずいぶん違うんですわ。

まず入金しようとする時、UFJだと硬貨を入れるところがスリット状になっていて、一度に2〜3枚しか入らない。硬貨が大量にあると大変なので、入金する前になるべく硬貨を減らすようにしないといけません。

最近発見して呆れたのですが、三井住友銀行のATMでは、硬貨が入れられない機種があるのです。財布の金が少なくなったからチョット引き出そうという人には何の問題もないでしょうが、店の売上げを入金する用途には、まったく使えません。店のすぐ近くにあるATMコーナーを横目に、わざわざ離れた支店まで歩いて行ってそこのATMを使わないといけないわけです。

さてそうやって苦労してお金を入れ終わってみると、画面に表示される金額が、なんと日本表記なんですよ。
12万3456円
ってやつ。UFJも三井住友もこういう表記ですね。
確かに、年配の方は日本表記の方がわかりやすいのかも知れませんが、今どきコンビニのレジから何からみんな国際表記ですよ。店でお金を数えてメモする時は、もちろん「¥123,456」と書きます。そこを銀行のATMでは「万」で区切って表示されるもんだから、一瞬頭の中で「合ってるかな?」という不安がよぎるわけで、ささいなことながら不便に感じるのです。

最後に金額を確認して、OKボタンを押そうとすると、UFJのATMでは10回に1回くらいの確率で私の指に反応してくれません。皮膚が乾燥してるせいなのか、体脂肪が多いせいなのかはわかりませんが、何度画面を押してもウンともスンとも言わないのです。やがて時間が経ちすぎたのか、「始めからやり直して下さい」という非情なアナウンスとともに、せっかく入金したお金が返却されてくるのです(涙)。

以前お世話になっていた京都銀行のATMは、今から考えると快適でした。別に特別なことを求めているわけじゃないんです。お金を入れる時は、硬貨とお札を入れるところが同時に開いて、ジャラジャラ、サッサと快適に投入できること。金額表示は国際表記であること。お金を引き出す時は、お金と通帳と利用控とをいっぺんに突き出してこちらを慌てさせたりしないこと。ごく簡単なデザインの問題だと思うんですが、銀行はこういうところに金を使いませんね。下手なアニメのおねえちゃんにペコペコ頭下げられたって、うれしくありませんから。