北米市場でMangaの売上が急落

2008年度のGraphic Novel売上統計が発表されました。

アメリカとカナダにおけるGraphic Novelの売り上げは5%上昇して3億9500万ドルですが、これは2001年の統計開始以来最低の伸び率となっています。

そのなかで最大の市場を占めるManga部門は、統計開始以来はじめての前年割れとなり、なんと前年比17%のマイナスとなる1億7500万ドルという結果に。

急激な落ち込みの背景には言うまでもなく景気の悪化があるわけですが、巨大チェーンのBordersが在庫量を絞ったこと、書店の閉鎖が続いていること、ケーブルTVでアニメの露出が減ったこと、などの原因のほか、Twilightシリーズの大ヒットの為に10代少女の消費が奪われたことも指摘されています。