「ファウンデーション」三部作映画化？

『インデペンデンス・デイ』や『スターゲイト』など大作ＳＦ映画でお馴染みのローランド・エメリッヒ監督が、アイザック・アシモフの「ファウンデーション」三部作を映画化するという話が出てますね。

色んな意味で大丈夫かという気がします。

だって第二ファウンデーションがどこにあるのか、みんな知ってるでしょ。
『銀河ヒッチハイクガイド』に登場する、「生命と宇宙と万物に関する究極の答え」ぐらいＳＦ界では有名なネタだし。

ハリ・セルダンの心理歴史学による未来予想などは、スーパーコンピュータによるシミュレーション予想に較べればずいぶん原始的に思えます。しかもそのスパコンでさえ、現在の大不況を予測できなかったわけで……。

町山さん情報によると、昨年末からの株価急落のせいで、今ハリウッドではまったく金が集まらなくなっているそうな。新作の企画が軒並みストップしている状況で、こんな金のかかりそうな大作映画が本当に作れるのかというのが率直な疑問ですね。ちなみに、トム・ハンクス製作・主演、スピルバーグ監督でリンカーンの伝記映画を作るそうだけど、この布陣ですら金集めが難しいのね。