「わが社の隠し玉」2009年版

年々、謎解きミステリーやサスペンスものに関心が持てなくなってきているせいか、今年の「わが社の隠し玉」は期待はずれ。幻想・怪奇・奇想系で面白そうな作品が少ないなぁ。

気になったのは、
アドルフォ・ビオイ=カサレス幻想小説短編集(国書刊行会
マイケル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』の続編(河出書房新社
マイケル・シェイボンの話題作"The Yiddish Policemen's Union"(新潮社)
ティーヴン・ホールの奇作"The Raw Shark Text"(角川書店
マット・ラフ"Bad Monkeys"(文藝春秋
ぐらい。

あと半七親分の世界を徹底解剖した『半七捕物帳事典』は買いかな。

純粋理性批判殺人事件』といい、デヴィッド・マドセンといい、角川書店には一人変な編集者がいるみたいね。