Houghton Mifflin Harcourtの決断

今朝、Publisher's WeeklyからAlertメールが届いたんだけど、Houghton Mifflin Harcourt(HMH)が、新規の原稿購入をストップしたんだそうな。新刊を出すための新たな原稿の買い入れをすべてストップしたということね。

Harcourtってのは、100年近い歴史のある出版社でフィクションやノンフィクション、児童書で良質の本を出している出版社なんだけど、昨年、Houghton Mifflin River Deep Groupの傘下に入ったばかり。リーマン・ブラザースの倒産以来、今年度末のクリスマス商戦が相当厳しくなることが出版業界でも噂されているけど、これはかなり厳しい。今まで買い控えを指示することはあっても、買い入れを全面停止するなんてことは前代未聞。今回はHarcoutだけのようだけど、親会社のHoughton Mifflinの資金繰りがよくないだろうことは容易に想像できるわけで、今後テキスト販売や、Best American Short Storiesを始めとした出版に支障がでないのかが気になるところ。

訂正:
HMHというのは、Houghton Mifflinの子会社なんじゃなくて、Harcourtと合併して作った会社名だったようです。ということで、思ったよりずっと状況は悪いですね。