禁書週間2010

このリストが何のリストかおわかりでしょうか。

1. TTYL series by Lauren Myracle
2. And Tango Makes Three by Justin Richardson and Peter Parnell
3. The Perks of Being A Wallflower by Stephen Chbosky
4. To Kill a Mockingbird by Harper Lee
5. Twilight series by Stephenie Meyer
6. The Catcher in the Rye by JD Salinger
7. My Sister's Keeper by Jodi Picoult
8. The Earth, My Butt, and Other Big, Round Things by Carolyn Macker
9. The Color Purple by Alice Walker
10. The Chocolate War by Robert Cormier

日本では馴染みのない作品もありますが、サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』やハーパー・リーの『アラバマ物語』といった古典的作品もあれば、ステファニー・メイヤーのトワイライト・シリーズのような現役バリバリの人気作品もあります。青春文学の古典といっていい『チョコレート・ウォー』もあれば、人種問題を扱ったアリス・ウォーカーの『カラー・パープル』もありますね。このあたりで、夏休みの児童推薦図書じゃないかと予想した人は鋭い! ただし正解はその逆で、子供たちに読ませるのに相応しくないからと図書館から撤去するよう要請の多かった図書のベスト10なのです。

http://www.guardian.co.uk/books/2010/apr/15/stephenie-meyer-most-challenged-authors

今週は全米図書館協会(ALA)が主催する禁書週間(The Banned Book Week)。自由な読書を妨げようとする危険な動きに注意を促そうと、毎年こうしたリストを発表しています。昨年協会が報告を受けた禁書運動は460件に上り、これは実際の数の20〜25%程度だろうと予想されています。実際に学校や図書館から書籍が撤去された数は81例あり、その中には『素晴らしい新世界』『君のためなら千回でも(Kite Runner)』『ブラック・ホーク・ダウン』『アラバマ物語』といった作品が含まれていたそうです。