マーティン・ガードナー氏、死去

著名な数学者であるマーティン・ガードナーさん(1914-2010)がお亡くなりになりました。

サイエンティフィック・アメリカン誌で25年に渡って連載していた数学コラム『数学ゲーム(Mathematical Games)』が何といっても有名で、ここで掲載されたパズルをきっかけに数学の面白さに目覚めた人も多いことでしょう。

ちなみにガードナーの後にコラムを引き継いだのが『ゲーデルエッシャー、バッハ』のダグラス・ホフスタッターで、その次が『プラニバース』のA・K・デュードニー、それから多くの著書があるイアン・スチュアートへ続いています。

ガードナーさんには疑似科学への容赦ない批判者という一面もあって、代表作『奇妙な論理』は日本でも長らく読み続けられています。健全な懐疑主義がおろそかにされがちな昨今、もう一度ガードナーの本を読み返すのもいいかも知れませんね。