アルカトラズ vs 邪悪な図書館員
Alcatraz Versus the Evil Librarians
- 作者: Brandon Sanderson
- 出版社/メーカー: Scholastic Pr
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (1件) を見る
Alcatraz versus the Evil Librarians
- 作者: Brandon Sanderson
- 出版社/メーカー: Scholastic Paperbacks
- 発売日: 2008/11
- メディア: マスマーケット
- この商品を含むブログ (1件) を見る
このサンダースンがジュヴナイルのシリーズを書いてるんですが、これが何だか面白そう。第一巻のタイトルは『アルカトラズ vs 邪悪な図書館員(Alcatraz Versus The Evil Librarians)』。グッときますね。
しょっちゅう物を壊してしまう不器用な少年アルカトラズ・スメドリイは、13歳の誕生日に謎の砂袋を受け取る。一方この世界を影で操る邪悪な図書館員たちは、世界支配に必要なこの砂袋をあっさりと奪い取ってしまう。
砂袋を取り返そうと図書館に潜入したアルカトラズは、スメドリイ一族が特殊な「才能」を持つ家系だったことを知る。スメドリイ爺ちゃんは何をするのも遅い(だから痛みを感じるのも遅いし、死ぬのも遅れている)。シング・スメドリイの才能はつまづいて転ぶこと(突然の攻撃も当たらない)。クエンティン・スメドリイが話すことはまったく意味がないが、それこそが彼の才能(だから尋問されても、秘密をばらすことがない)。そう、アルカトラズが物を壊すのも「才能」だったのだ!
力強い(?)仲間たちの力を借り、アルカトラズは邪悪な図書館員たちの野望を阻止できるのか? はたまた死んだものと思っていた父親からのメッセージとは?
……ってな感じなんですけど、面白そうでしょ。普通なら欠点でしかないような「才能」が使い方次第ですごい力を発揮するってのは、教育的にもすばらしい趣向だと思うんですが。まだ翻訳されてないようですが、どこか出しませんかね。