ピンチョンの新刊 Inherent Vice

Inherent Vice

Inherent Vice

ようやくトマス・ピンチョンの新刊"Inherent Vice"が手元に届きました。

アメリカでも8月4日に発売されたばかりなのですが、すでに詳細な注釈サイトが登場しています。
http://inherent-vice.pynchonwiki.com/wiki/index.php?title=Main_Page
まったく、インターネットやウィキペディアってのはピンチョンの小説を読むために存在するんじゃないかと思う時がありますね。ピンチョン・フレンドリーなメディアとでも言いますか。

これだけサポート体勢の整った今なら"Gravity's Raibow"(『重力の虹』)も読めるんじゃないかと思うんですが、いかんせん時間と根気が……。


んでもって、この本のトレイラーがYouTubeで流れてるんですが、ナレーションをしているのが何とピンチョン本人であることが判明。究極の覆面作家もずいぶんとオープンになったもんです。まぁ、声だけなら「ザ・シンプソンズ」でも登場しましたけど。