プリーストの新刊"Real-Time World +2"

Amazon.co.jpからクリストファー・プリーストの新刊案内が来たからビックリしちゃった。全然、そんな噂聞いてなかったし、ネットで調べても事前のレビューも何も出てないし……。

タイトルは"Real-Time World +2"。プリーストのホームページによると、実はこれ1974年に出版された第一短編集"Real-Time World"の再版でした。34年前にハードカバーで出版されたまま入手困難な状態が続いていたのを、今年の10月にGrimGrin Studiosがハードカバーで再版。本日(11月30日)発売のペーパーバック版では、ハードカバー版に加えて同時期に書かれた未収録短篇2本を追加したお値打ち品ということです。

1974年というとプリーストが『逆転世界(Inverted World)』を出版して翌年ヒューゴー賞を受賞してる時ですから、中身の方は間違いないでしょう。いままで手を変え品を変えて平行世界を描きつづけているプリーストだけに、"Real-Time World +2"なんてタイトルをみると、三つの平行世界を扱った長編かと期待しちゃいました(笑)。