アメリカ出版業界の9月売上

アメリカの出版不況も深刻だわ。

出版大手17社によると、一般向けハードカバーの売上は前年比30%マイナス、トレードペーパーバックとマスマーケットペーパーバックの売上は8%以上のマイナス。児童向けハードカバーの売上は何と前年比42%の伸びを示したが、これは初版100万部を超えるビッグタイトル3冊(Brisinger, If You Give a Cat a Cupcake, Disney High School Musical 3 Junior Novel)の出荷によるもの。児童向けペーパーバックはやはり前年比19.1%のマイナスとなっている。

今年度9月までの売上累計では、一般向けハードカバーで前年比9.2%のマイナス、児童向けハードカバーでは26.3%の大幅なマイナス(昨年はハリー・ポッター最終巻の出版があった為)となっている。

9月のリーマン・ショック以降、大幅なリストラを決めた出版社の話や、大手チェーン店のバーンズ&ノーブルズが新規店舗の出店ペースを遅らせた話など、不景気な話が続いている。