Verticalが日本文学の翻訳出版から撤退

日本の現代文学やマンガを次々と翻訳出版してくれていたニューヨークの出版社Verticalが、経営方針の転換をはかるようです。文芸中心から、ヴィジュアル・実用重視という方向です。

来年出版予定の40冊のうち、約半分がマンガ。残りの20冊も、料理本、手芸、パズルなどに重点を置くということで、フィクションの翻訳は少なくなりそうです。

Verticalで一番稼いでいるのは「数独」や「お絵かきロジック」などのパズル本だそうで、今までで最も売れたのはアランジ・アロンゾの手芸本「The Cute Book」だとか。ちなみに料理本というのは、ケンタロウの本ですね。

隆慶一郎の『吉原御免状』とか、大沢在昌の『新宿鮫』とか、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』とか、最近頑張ってると思ってたのに、昨年からの景気の停滞がかなり響いてるようです。残念。

ネタ元は、Literary Saloonでした。