ヒューゴー賞の集計方法
Hugo Awards の公式ページに掲載されている「投票システム」の説明は下のリンクをご覧ください。
http://www.thehugoawards.org/the-voting-system/
予備投票のことから説明してあるので長いですが、最終投票については途中の「How to vote in the final ballot」以降を読んでもらえばOK。
確かに複雑なシステムですが、必ず過半数の支持を得た作品(ないし人)が受賞する仕組みとなっていて、なるほど合理的です。
つまり、
「過半数の人が1位に選んだ作品」
があれば文句なく優勝なのですが、そうでない場合は
「過半数の人が1位または2位に選んだ作品」
が選ばれ、それでも決まらない場合は
「過半数の人が1位から3位に選んだ作品」
「過半数の人が1位から4位に選んだ作品」
という具合に、最後の二作が残るまで続くわけです。
で、今年の集計結果がこちら。
http://www.aussiecon4.org.au/hugoawards/files/2010HugoVotingReport.pdf
最終的にミエヴィルとバチガルピを1位から5位に選んだ人が同数の380人いたということでダブル受賞になったわけですが、最初の集計の段階でミエヴィルとバチガルピを1位にランキングした人も同じく240人で同数だったことがわかります。何だかすごい。