村上春樹『1Q84』の英訳について

村上春樹の『1Q84』の英訳について始めて情報らしい情報が入りました。

JapanTimesのこちらの記事(http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fb20100815a1.html)によると、

Book1とBook2は1巻本として、Jay Rubinによる翻訳が2011年中に出版される。その後、Phillip Gabriel翻訳によるBook3が出版される。

ということです。日本語版でもまだBook4が出るのかBook0が出るのか予断を許さない状況ですので、Books3の翻訳版が出るのはいつになるか分からないですね。

取り急ぎご報告まで。

[追記]
上のJapanTimesの記事はなかなか問題含みなしろもので、『ダンス、ダンス、ダンス』や『ねじまき鳥クロニクル』の時はムラカミもそんなに有名じゃなかったから大胆にカットした版を出せたんだけど、今じゃ有名になりすぎてそういう訳にも行かないから冗長なオリジナルを我慢して読まなくてはならない……ってなことを書いてます。まことに英語圏における翻訳文学に対する軽視といいますか、外国文化の受容のあり方そのものを疑いたくなるような文章ですが、もちろん皆が皆そういうわけではなく、Literary Saloonなどでは呆れておられます(http://www.complete-review.com/saloon/archive/201008b.htm#re6)。